知ってた。

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知ってた。

刃物と刃物がぶつかり合っている。 ユウリとサーシャの強さはバカに出来ないしね。 あ、サーシャはね、帝軍の幹部だったんだよ。 多分、アナもレイも知らない。 私とサーシャの秘密、一つ目。 『アベル、私ね。』 コップを持って近づいてくる。 『何?サーシャ。』 笑顔を浮かべて振り向いた。 あの時からやってたんだけど、かなり演技は得意だったんだよね。 『   を殺したいの。取引、しない?』 そう、言ったサーシャは…笑っていた。 すぐに分かった。 サーシャは仲間だ。ってね。 『良いよ、それ、乗った。』 幼い頃に交わしたあの計画、実行させてもらおうかな。 「死んでもらうね、ユウリ。」 …あ、これが秘密、2つ目。
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