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ちょっと。
「避けてねぇ!」
そう言ってからアベルが隠していたナイフを投げた。
そのナイフはユウリに刺さった。
「ごはっ、な、んで。」
心臓付近にナイフが刺さったはずだけどなぁ。
僕は、静かにユウリの側まで歩いていく。
「サーシャ、どう…して。」
「あぁ、昔から協力してもらってたんだよね。
今までずっとユウリを殺すために生きてたんだよ。」
サヨウナラ、私のマスター。大好きな人。
ユウリの首をナイフで切った。
…真っ赤な雨だった。
「やったか、サーシャ。」
アベルの声で後ろを見た。
「うん!ありがとう、アベル。」
私、サーシャとアベルはこんな関係だったんだよ。
…ちょっと悲しいかも。…なんてね。
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