笑った。

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笑った。

「好きじゃなかったってこと?」 レイはボソッと言った。 「大好きだよ、殺したいくらいね。」 そう言ったサーシャは赤を白色で拭いた。 「私が帝軍の仲間になろうって思ったのは リンが目の前でユウリに刺されてからすぐだった。 目の前が真っ暗になって、 これは夢だって言い聞かせて、 リンが死んじゃったのもユウリがリンに殺されたのも夢だって思ってた。 それから夜とかに出かけていって色々習って、 これで約束がちゃんと出来るって。」 「どうして、そんなこと。」レイが言った。 「焦ってたんだよ。 私は、長くないからその前にこれを実行しないとって。」 「ふーん、サーシャなりに準備をしてくれてたんだね。 でも、なんで協力してほしいって言ったの?」 アベルは首を傾げて言った。 「分かんない。」 そう言って私を見たサーシャは笑った。
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