平和が崩れる【1】

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平和が崩れる【1】

突然、森の木が揺れ始めた。 「帝軍が来たのかも。」 サーシャが呟いた。 「アベル、すぐに本部にこの状態を伝えてきて。」 「サーシャはどうするの?」 「ここから処理できる分はやっとく。 すぐに本部に戻るから、大丈夫。」 そう言って銃にたまをこめた。 任せたよ。サーシャ。 今度こそ、帰ってきますように。 私は、もう大切な人を失いたくなかった。
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