行方不明

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行方不明

「大丈夫ですか。マスター。」 その声で私は、ふりむく。 「アベル。怪我はないですよね。 この状態を説明してほしいです。」 「はい。 あいつらがこの近くの森を走っています。 おそらく武器をつんでいると思います。 サーシャが森の制圧を、レイとアナが村の方にいます。」 「サーシャとレイとアナとの合流はいつになる?」 「はい。 レイとアナは来れると思いますが、 サーシャについてはわかりません。」 …そう。 「遅れました、マスター。」 レイとアナが合流した。 「森を通ったら5、6人死んでいました。 サーシャがやったのは間違えではないんだと思いますが、」 レイが言葉を濁した。 「サーシャがどこにもいなくて。」 「サーシャがいない。」 アベルはポツンと呟いた。 レイもアナもアベルも知らないとなるとどうして良いか。
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