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「ねね。けいくんママ〜。」
朝、学校の登校班の見送りをした後に、さっと、寄ってきたのは、いっくんママだった。
「ん?どした?」
なんとなくいつもと違う感じに私は疑問を投げかけた。
「最近さー。サクくんちってお金まわりすごくない?」
「あっ。」
私と同じように感じていたらしく。いっくんにも、色々と聞いていたようだ。それもゲームソフトだけではなく野球のバットなども新品に変えたりと色々と買っているようだった。
「旦那さんの給料でも上がったのかねぇ。羨ましいわ。」
わたしはあっけらかんと深く考えてないふりをしたが。いっくんママは何か違う考えを待っているようだ。
「いやー。それにしてもさぁ。どーなんだろ。旦那さんの給料が増えてつかってたら変わらなくない?わたしはなんかありそうだと睨んでるんだけど。」
いっくんママは名探偵のように手をおでこに当ててニヤリとした。
その日の会話はそれで終わったが怪しいと疑いのかかる出来事が続いた。
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