11章 発覚
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今朝食事の世話を焼いてくれながら、ウズメは 「身体の調子が良くなったようですね。お食事も召し上がられていますし、少しふくよかになられましたね」 と微笑んでくれたのだった。 その優しい顔が今は硬く強張っている。 「ヒルメさま、母ならば何かわかると思います。一緒に参りましょう」 そう言うウズメの声は、懇願に近いものだった。 その日の国向きの仕事も早々に終え、フトダマの館に2人で向かうことになった。
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