カブトムシを捕まえよう!

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カブトムシを捕まえよう!

「こう見えてもパパはね、小さい頃は『昆虫博士』なんて呼ばれてたんだ!」  明らかに僕よりもテンションの高いパパは、得意気にそう言いながら大きな袋を木の枝にくくりつけた。  袋の中にはお酒に漬け込んだバナナが入っている。 「これはね、カブトムシの大好物なんだ。きっと、でっかいのが来るぞ!」  特製の罠を仕掛け終えると、ひとまず僕たちはテントに戻った。
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