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僕の姫
君が居なくなって、僕を照らす明かりが消えた。
周りは闇と化した。
君は太陽。
ずっこけのおっちょこちょい。
わざとそんな真似して、笑わせてくれる。
君はおしゃべり、じっとして居ない。
だから僕は君を目で追う、危なっかしいから。
ほら、怪我した。
脱臼するほど、やんちゃするなよ。
だから君から、目が離せないんだ。
君といると楽しい。
僕は笑う、わざと笑わせようとしてるのかい?
でも、君と共に明かりは消えた。
僕は暗闇の中。
暗い海の底に沈んでしまう。
でも、僕がそうなれば
君は泣くね。
僕の何倍も、きっと泣くね。
悲しませたくない、笑わせたいんだ。
僕の姫。
姫と呼ぶと、まんざらでもない顔をしてたろ?
知っているよ。
だから決めた。
君を笑わせる為に、僕は笑うよ。
そんな簡単じゃないけどね。
君の仲間と一緒に笑えば、
君も笑うかい?
暗闇から抜け出そう。
闇の雫を振り払え。
悲しみの闇を越えて、
暗い海に沈む前に。
僕には仲間がいる。
君を忘れない、仲間と誓うよ。
僕のやんちゃ姫。
そうしたら天国で君も、笑ってくれるかな?
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