「手」

3/4
前へ
/4ページ
次へ
それから1週間位の事だった。 いつもの様にコンビニへたどり着くと多くの警察官がコンビニ内を捜査しており 野次馬の人だかりで溢れていた。 「何かあったんですか?」 僕が野次馬に問いかけると一人の女性が答えてくれた。 「いやね、なんでも最近この辺で行方不明が相次いだらしくて」 はぁ。と僕はその話とこのコンビニの話がどう関係あるんだよと心の中で突っ込んでいると女性は、何か憐れむようにコンビニを見つめながら話した。 「なんでもね、あそこで泣き崩れてる人の娘さんがコンビニに行ってくるって言ったっきり帰って来ずで、警察に相談して捜査したら出てきたんだって。」 見つかって良かったですね。声に出そうとした時だった。 「レジのカウンターにカーテンが合ってそれをめくると無数の手があったんだって。」
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加