普通列車の整列乗車の列のこと

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 2、3年前のことになるのであろうか、京急品川駅のホームの整列乗車の位置や表示がかわった。かわる前からみんなきちんとならんでいる。かわってからもきちんとならんでまっている。  しかし、が、である。京急の快特特急の三崎口ゆき京急久里浜ゆきや、またはそれらの乗車口が2つしかないものや、快特急行の羽田ゆきなどは2列3列の乗車列なのに、しかも、赤、青、緑の色でわかれ、それが乗車にとってわかりやすいのかどうなのかわからないが、色つきで、普通は黒の1列である。  ああ、これはどうしたものかと思う。まあ、色は色としていいが、1列である。しかし、1列ではひじょうに困ることがある。時間、時間帯である。夕方、こむ時間などは1列の長蛇の列である。ホームのいききをさまたげることである。ホームのはばいっぱいに1列にならばされ、JRの改札付近までひとでいっぱい、ホームをあるくひとのさまたげとなっている。他でもないが、その普通の乗車の列の黒枠は、三崎口ゆきや羽田ゆきにくらべてもひとまわり小さく、快特や特急や急行の整列乗車の2、3列までは間が空いている。如何ともしがたくても普通にのるひとは黒枠に1列にじょうずにならんでいる。  なぜだろう、普通にのるひとだってたくさんいるし、時間帯でもそうである。だから、長く1列にならんでいる。遠くにいるひとのために、快特や特急にのるひとのためだけの整列乗車ではないと思う。せめて普通の列も2列にしてくれたらなあ、と思う。どうなんであろうか、よこに何もない空間はある。快特や特急や急行に2列、3列でならんでいるひとだって、長くなっている。普通のならびもそうであるべきだ、と思う。じっさい整列乗車の位置がかわったときは怒り心頭であったけれども、いまはそうでもない。また位置がかわる前はどうであったのかは思いだせない、ということである。  みんなならんでいるひとはならんでいるのである。  京急さん、わけへだてなく、列をつくってほしい。  普通だって電車、のるひとはいる。
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