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1.始まり
「おじいちゃん、寝る前にお話して!」
「どんなのがいいんじゃ?」
「この前の妖精とか小鬼が出てくる童話みたいな話は嫌い! もっと人がバンバン死んじゃう過激なやつがいい!」
「ますます眠れんじゃろうが! まったく、近所の悪ガキたちに影響を受けおって。仕方ないのぉ……ではとっておきのお話をしてやろう。夜中にトイレに行けなくなるほど、怖いやつじゃ。それでも聞きたいか?」
「うん!」
「よかろう。では聞かせてやろう。これはある田舎の村で起こったお話じゃ……」
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