蒔田一臣

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 蒔田くんは比較的書きやすい(分かりやすい)キャラなんですけど、一番苦戦したのが『愛の日常・II』らへんですね。ある意味、蒔田夫婦ってファンタジーの部分があるんで。「んな夫婦いるかよ!」っていう突っ込みは覚悟のうえで、とにかく結婚生活楽しみましょう! ってコンセプトの小説なんですけど。出産して、妻の関心が赤ちゃんに向かってしまい、蒔田自身があるべき父親像に苦しめられ息苦しい感じになって。(そもそも実父も養父もあんなだし。ロールモデルがないに等しい。)わたしにしては珍しく、詰まりましたね。まあ、本人に考えさせたり、妻動かしたりしてなんとか打開しましたが。よく、母性神話に苦しめられる母親がいるって聞きますけど、父親サイドにもそれあるんだなと。個人的にはすごく勉強になりました。  ここで言っていいのかな? 『恋は、やさしく』の続編を2027年頃に書く予定です。こうご期待。  *
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