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中学生になってから友達になった水川ちゃん(仮名)との話である。
なぜ、恋話になったかは覚えてないが、流れ的に話し始めたのであろう。
「好きな人誰?」
「7組の人〜」
ちなみに好きな人を聞いてるのは私で、答えてるのは水川ちゃんである。
「ヒントヒント!」
「陸上部とかかな〜?」
「かな〜ってなに!?」
「ふふふ」
「7組の陸部って、福沢君と会田君しかいなくない?」
「そうだね」
「え?そしたら福沢君しかなくない?」
「会田君は?」
「会田君はないよ〜」
「失礼失礼!」
「ふふふ」
実際、会田君はあまり水川ちゃんが好きになるようなタイプではなかった。他の女の子からも。
(ま、ひどいようだが、それが当時の女子中学生的な意見であった。)
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