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「はぁ!」
ルクスが光を放ち、目くらましをする。
白竜はネオ・ドラゴンを睨みつける。
何が起こるのかと思ったらネオ・ドラゴンは電気のようなもので拘束されていた。
「これで動けまい」
「サウン、超音波だ」
続くようにサウンは超音波を放つとネオ・ドラゴンは落ち着きを取り戻す。
「ガリマー!」
ネオ・ドラゴンに近づく。
ギャアギャアと言っているから相当苦しいんだろう。
楽にしてやるから、と薬を投与する。
これで終わった、そう思った時だった。
「まさかこれで終わりと?」
そう叫ぶのは御影さん。
御影さんは懐にあったスイッチを押した。
それにいち早く気づいたガリマーは俺を背中から振り落とした。
それと同時にネオ・ドラゴンは爆発した。
「くそっ」
ガリマーはそれに巻き込まれてしまった。
俺は蒼井に助けられたが、煙の中から小さくなり傷だらけになってガリマーは降ってきた。
「ガリマー、しっかりしろ!」
「へへ……背中が痛てぇや」
きっと博士と一緒に来たんだろう歌さんと舞さんに見せる。
「酷い傷……」
消毒をすると本当にきつい顔をする。
だが、急に安らいだ顔をした。
「治癒の能力を使った」
白竜のおかげだと分かるとほっとした。
「その傷だともう飛べないかもな」
「いいよ、俺は」
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