0人が本棚に入れています
本棚に追加
Episode①≫コンビニバイト
大学生活にもなれた頃、
俺、藤沢秀俊は
大学から少し離れたコンビニへ、たまたま立ち寄った。
幼い頃から、数字の魅力に取りつかれていた。
必ず答えを出せる喜びから、
いろんな計算方法を知りどんどんのめり込んでいった。
でも、周りに俺と同じ興味を持つ子供はいなかった。
俺の追及心が他の学習へも興味を持ち、
小学校に入った頃には、中学、数学に至っては高校といった上の学年の勉強をしていた。
そんなこともあって、いつしか周囲から孤立していて
心から笑うという事ができないでいた。
だからと言って、不自由に感じたこともなかった。
周囲の目から、ここでは笑っておくべきだ。
と…
俺の中で目の前に出される問題を計算し、
答えを導き出す事を学び、
周囲から孤立しなくなる事ができたからだった。
最初のコメントを投稿しよう!