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「いらっしゃいませ。」
どこにでもあるコンビニ…
俺を出迎えてくれたのは、屈託のない笑顔の男性だった。
「…。」
どうして…
あ、笑えるんだ?
…仕事だからか。
すぐに答えは、出たが…。
店内には、高校生なのか?
制服姿の子やジャージの子が、財布片手に店内を見ていた。
「おなかすいた。」
「おお、安くないんだから…一個にしとけよ。」
「アハハッ、店つぶれたら困るから。」
「お前らの財布がカラになるのも、おっちゃん困るから。」
「アハハッ、ウケる。」
そんな会話が俺の耳に入って、凝視していた。
なにが?どう面白いんだ?
「うん?探し物…ない?」
「え?」
名札に店長と書かれたその男性は、凝視していた俺に近づいてきた。
「…あ、探し物?は。」
何を買うつもりもなかったが、ただ…足が吸いよせられるように。
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