Episode①≫コンビニバイト

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「いらっしゃいませ。」 どこにでもあるコンビニ… 俺を出迎えてくれたのは、屈託のない笑顔の男性だった。 「…。」 どうして… あ、笑えるんだ? …仕事だからか。 すぐに答えは、出たが…。 店内には、高校生なのか? 制服姿の子やジャージの子が、財布片手に店内を見ていた。 「おなかすいた。」 「おお、安くないんだから…一個にしとけよ。」 「アハハッ、店つぶれたら困るから。」 「お前らの財布がカラになるのも、おっちゃん困るから。」 「アハハッ、ウケる。」 そんな会話が俺の耳に入って、凝視していた。 なにが?どう面白いんだ? 「うん?探し物…ない?」 「え?」 名札に店長と書かれたその男性は、凝視していた俺に近づいてきた。 「…あ、探し物?は。」 何を買うつもりもなかったが、ただ…足が吸いよせられるように。
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