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「フッ…涼んでいくといいよ。」
「あ、いえ。」
ちょうど、
視界に入ったペンを手にした。
「ペン…をですね。」
「ペン?あ、じゃー…。」
その男性は、同じ棚にあった履歴書をつかんで俺の手に置いた。
「これは、おっちゃんがおごるから…そのペンでお兄さんの名前書いて。」
「え?」
「あの子らを見てる笑顔がとても素敵で、スカウト。」
自分でおっちゃんと言った店長の満面の笑みに
今思えば、
騙されたのかもしれないが…
翌日から、
俺はここで働くことになった。
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