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Episode②≫磐田店長の裏の顔
「藤沢君。」
「おはようございます、…はい?どうかされました?」
バイトにつくなり、
店長は半泣きで俺にすり寄ってきた。
きっと…。
「売上上げろって本部が言ってきて~どうしようか?」
「廃棄量の多い物の仕入れを押さえて、学生好みのお菓子や菓子パン重視に…。って、僕に聞かなくても答え出てるんですよね?」
「フッ…ばれたか、明日休みだよね?」
「ええ。」
「本部の人が急に見に来るんだよ…君がいてくれると助かるんだけど、彼女さんとかいないって言ってたよね?でもできて、デートだったりする?それとも大学で授業?ほかでもバイトしてる言ってたから…そっち?」
何度、目をそらしても…
俺の顔を覗き込み、両手を前で組んで
だいの大人が目をキラキラ乙女のような仕草をして見せてきた。
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