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「嬉しいのは私の方だよ! 君の勇気ある告発のお陰で、警察の膿を吐き出すことができた!」  告発という言葉に疑問の表情を浮かべる岩崎。まだ、子供達に安全教育を行っただけのつもりらしい。 「視聴者からの批判も凄かったが、アンコールの希望も寄せられたよ」  警視総監の言葉にますます疑問が浮かぶ岩崎。 (批判される要素なんて、どこにもなかったはずだけど……あっ! ドリンクバーでの洗髪は流石に不味かったか……)  それ以上にヤバい代物を拡散したことに気が付かない幸せな岩崎。 「頑張った甲斐がありました。ところで署長達は?」 「犬山は、取り調べ室でこってり絞られている。まだ余罪の可能性もあるからな」 「はぁ? どういうこと?」  疑問が最大限に到達した岩崎。思わず敬語を忘れてしまう。 「井上さんや服部さんにも謝罪に伺わないと……」 「井上って誰ですか……」
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