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「ふふふ、この暗視ゴーグルで、あなたの顔はバッチリ分かるわよ」  不適な笑みを浮かべ、うつ伏せで気を失っている岩崎の髪の毛を掴みあげる。 「さーて、あなたにも夫の大好きなメイクを施してあげる」  そういい、ハンドバッグから取り出した油性マジックで、岩崎のおでこに"電柱"と書いた。 「次は警視総監ね……覚悟しなさいよ……ひひひひ!」  暗闇の中に、不気味な笑い声がいつまでも響き続けていた……。
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