92人が本棚に入れています
本棚に追加
※自傷あります。
「ウェ゛ッ.....、ッ.....」
そう思うと吐き気が止まらなかった。電気も付けていない、暗闇の自室の廊下。一人ぼっちだ。
不安と恐怖で胸がいっぱいになった。
俺は手探りで、ある物を探した。
息がしずらい。
早く切りたい。
ガタッ
手になにが当たった。軽く触ってみると、チクリと痛みがした。
指に刃の先が当たったのだろうか。ちょっと痛い。
だかそれは、探していたものだった
俺は躊躇うことも無く、長袖の制服をまくった。暗闇の中で何も見えないが軽く腕を触ると凹凸があった。
以前、切った傷が残っていたのだ。その時は深く切りすぎたようで手首から血が止まらなかった。本当に死ぬかと思った。
カチカチカチ
カッターの歯を出す音が聞こえる。
最初のコメントを投稿しよう!