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※自傷するシーンがあります。
そのままカッターを持ち、腕に刃を添え、力を入れて刃をひいた。
「ッッ.....」
少し痛かった。血が出てくる感覚がする。
安堵した
1箇所では不安は収まらず、数十箇所自傷した。
当然、傷が増えるということは血の出る量も増えるということなので今俺の腕は血だらけだろう。
床にポタっと何かが落ちる音がした。
血だろうか、それとも俺の涙だろうか...
もう正常な判断ができない。
それで良かった。自傷する時は他のことをほとんど忘れることが出来る。
失恋したことも、
会長としてやっていけてるのかどうかと、
跡取りのことも、
ぜんぶぜんぶわすれられる。
...........
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