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「おい、どうしたんだ。箸止まってるぞ。」
蓮の顔が近い。近づいて...
「...っ...わ、悪い。急に腹の調子が悪くなって...。」
「えっ、優ちゃん大丈夫?」
「大丈夫か?」
「大丈夫だ...。最近よくあるんだ。でも腹ん中入りそうにないから、帰って休ましてもらうわ」
腹なんて一度も痛かったことは無い。
「わかったー、お大事にね~?
ふくかいちょーには伝えておくからねー」
「あぁ、頼む。すまんな」
「平気だよ〜、それよりも送っていこうか?」
「あぁ、どうせなら俺が直々に送ってやるが」
本当は送ってもらいたい。でも、2人を引き裂いてまで一緒に居たくない。
あいつだって、藍といる方がいいだろう。
「...大丈夫だ。遠慮しておく」
「わかった。一応、帰ったら連絡してくれ。」
「僕、心配だよ」
「...ありがとな。じゃ、帰るわ。」
俺は、心配の眼差しを受けながら。食堂を後にした
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