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蓮に電話しようと思い、蓮の連絡先を、探す。
俺、藍、蓮で撮った写真のアイコンをタップし電話をかける。
「..なんだ。」
2コール目で出た。さっきぶりの声だと言うのに、なぜか懐かしく聞こえた。
いつもの口調で、いつものトーンで用事を伝える。
「お前の部屋の鍵が、俺の手元にある。持っていくの面倒だからお前が取りに来い。部屋のポストに入れておく」
「は?面倒臭いんだが。お前が持ってるんなら、優太が持ってこいよ...」
「俺も持っていきたいが生憎、腹が痛くてな」
...ここで俺の提案をする
「そーゆう事だし、藍の部屋にでも一緒に泊まったらどうだ?お前ら恋人なんだろ」
言えた。俺にとっては辛い提案だけど。
「...たしかに。その考えは浮かばなかった。」
「だろ。鍵を盗った俺に感謝しやがれ。」
「あぁ。これで、一緒に泊まる口実ができたぜ。さんきゅ、優太。」
あ、こえのとーんがあがった。うれしいのだろうか...。よかったな
「ふんっ、藍のこと大事にしろよ」
「当たり前だろ。お前こそ藍のこと取るなよ?」
「有り得るわけねぇだろ。お前らとはずっと友達だ。そもそも眼中すらない」
「そうかよ。それはよかった、じゃあな」
「あぁ。」
切れた。おわった。喋れてよかった。
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