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それから数日後、メールのやりとりをして仕事を依頼してきた方と会うことになったと響さんから聞いていた。
先方はこちらまで出向くということを言っていたらしいのだけど、ゆっくり話をする場所がないのでそちらに行きますということで落ち着いたらしい。
土曜日の朝、出かける準備をしながら、不安そうな響さんが
「なんか、緊張する。面接受けるみたいで」
「大丈夫大丈夫。できそうになかったら断ればいいのだからね」
というと、そうだよねと言って出かけて行った。
夕方になって『今から帰ります』とメッセージがきたので『駅まで迎えに行くね』と返して、帰る時間に合わせて駅前のロータリーで待っていた。
「ただいま。はあーー疲れた、でも楽しかった」
という響さんの声はちょっと興奮気味だった。
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