○○とディナー

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○○とディナー

午後の授業も終わりすぐに放課後になる 放課後夜ご飯を食べると言っていた人とすぐ用事があるらしく少し話をして藍は教室を出ていった 俺もあの子に話しかけられないよう早めに教室を出ていく。明日はお昼一緒に食べれるらしく食堂に行く約束をした。 今日は嬉しいことがありすぎた 鼻歌まで歌っちゃいそうなご機嫌の良さの自分に思わず笑いが出る 帰ったら久しぶりに自分で料理作ろっかな (ちなみに料理全般、スイーツも得意っていう設定) ____________ 藍side 「お待たせ!叔父さん!」 「やあ、よく来たね千愛」 そう、俺の約束の相手というのは叔父の理事長 理事長が一日目の状況を知りたくて誘っていた 「どうだい、変なやつはいなかったかい?」 「うん!嫌な奴が多かったけど、あと!良い奴もひとりいたぞ!」 見た目ばっかりのやつとか急にキスしてくるやつとか最悪だったな(転校生は副会長イベントしっかりクリアしてます) 「…その子の名前はなんて言うのかな?」 あれ?叔父さん急にテンションが下がった気がするけどどうしたんだろう? まあいいや!あいつの事を話したい! 「藤崎奏多っていうんだ!」 (あの子は確か抱かれたいランキングに入ったりする親衛隊持ちの…ノンケだったはずだから安心だね) 何度も無視をされあいつも人を見た目で判断するやつなのかと思ってたけどそうじゃなくて少し変わったやつだっただけだし、 そういや、風紀委員を呼んだ声はアイツだったしそのあとも風紀委員は来なかったから、助けてくれたのか なんだ、俺の勘違いか!明日謝らないと!あとお礼も言わないとだな! そういや必死な感じちょっと可愛かったな 思い出すと少し笑ってしまう だって必死になりすぎて転けそうになるくらいだもんな 運動できそうな感じだったのに結構おっちょこちょいなんだなあ〜 (自分の馬鹿力のせいだとは1ミリも考えてない) 「それで、その子のこと、好きなのかい…?」 ん?どうしたんだろう調子悪いのか? 叔父さんの声と体が少し震えてる うーん、好きかー?親友だしな! 「あぁ!好きだぞ!あいつは本当に良い奴だからな!」 「えっ!?えっ!?それはどういう意味だい!千愛、詳しく教えてくれないかい?」 あいつのことを本当に誤解していたみたいだ でもしっかり誤解も解けて奏多が本当に良い奴だと分かり嬉しくなる この見た目重視の学園でもそうじゃないやつがいることが嬉しい 理事長がその子に惚れてしまったのかと心配して色々と質問してるのを無視して明日のことを考えご飯を食べ進める藍だった
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