♯7 ラブトリガーが暴発した

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♯7 ラブトリガーが暴発した

 慌てて彼女の手から【ラブトリガー】を取り上げようとした。   「いやァ〜ン、ポー!!  変なトコ触るなよ」  亜蘭は身体をくねらせ(なま)めかしい声で騒いだ。  僕の腰に馬乗りに(また)がったまま、激しく抵抗するので僕も大わらわだ。 「へ、変なトコなんて触ってないだろう。  早くそれを返してよ!!」  しかし【ラブトリガー】を巡って揉み合いになってしまった。  どちらかと言えばジャレ合うような感じだ。 「キャァァーーッ!!」  不意に、亜蘭が悲鳴を上げた。 「えェ……?」 「今、ポー! オッパイ揉んだでしょ!!」 「いやいや、そんな揉んでないよォ……」 「ベえェ、揉んだじゃン……!!  エッチ!!」  舌を出して挑発してくる。 「いやいや、そんな事しないよ……」  だが、暴れる亜蘭の手を押さえようとした瞬間、ラブトリガーの引き金に指先が触れたようだ。   『パァァーーーン』  突然、目の前で破裂するような大きな炸裂音が響いた。  【ラブトリガー】が暴発したみたいだ。   ☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*
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