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♯7 ラブトリガーが暴発した
慌てて彼女の手から【ラブトリガー】を取り上げようとした。
「いやァ〜ン、ポー!!
変なトコ触るなよ」
亜蘭は身体をくねらせ艶めかしい声で騒いだ。
僕の腰に馬乗りに跨がったまま、激しく抵抗するので僕も大わらわだ。
「へ、変なトコなんて触ってないだろう。
早くそれを返してよ!!」
しかし【ラブトリガー】を巡って揉み合いになってしまった。
どちらかと言えばジャレ合うような感じだ。
「キャァァーーッ!!」
不意に、亜蘭が悲鳴を上げた。
「えェ……?」
「今、ポー! オッパイ揉んだでしょ!!」
「いやいや、そんな揉んでないよォ……」
「ベえェ、揉んだじゃン……!!
エッチ!!」
舌を出して挑発してくる。
「いやいや、そんな事しないよ……」
だが、暴れる亜蘭の手を押さえようとした瞬間、ラブトリガーの引き金に指先が触れたようだ。
『パァァーーーン』
突然、目の前で破裂するような大きな炸裂音が響いた。
【ラブトリガー】が暴発したみたいだ。
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