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♯9
またたく間に全身が熱く火照ってきた。
ある種の興奮剤のような感じだ。
かすかに身体じゅうが戦慄くような気がする。
心拍数も上昇していく。
心臓が早鐘のように胸板を叩いた。
「ねえェ……、ポー!!
可笑しいんだけど……」
亜蘭の瞳が潤んでいて、無性に色っぽく映る。
「あ、あの……、どうでも良いから僕の腰から退いてくれないかな」
なにしろ僕の下腹部に亜蘭が馬乗りになって跨がったままだ。
「目が可笑しくなっちゃったのかなァ……。
ポーが、カッコ良く見えるんだけど」
亜蘭は無造作にゴシゴシと目を擦った。
「うゥ……」僕もだ。
妙に、エロティックな気分だ。
もの凄く亜蘭が可愛らしく魅力的に映った。
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