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異変
仕事にも少しづつ慣れはじめ、ご利用者様の介助も独り立ちさせはじめてもらった頃。
まだ自信がなかったせいもあったのだろう、周囲のスタッフが声を潜めて話をしていたり、笑っている姿がやけに目につくようになった。
『自分の事を言われているのではないだろうか…』
『今の自分の行動を笑われているのではないか…』
元々、小・中・高といじめられてきた事もあり、やけに人目に敏感な節はあった。
裏切られた事も数知れず、その度に自分を責め、万人から好かれようと嫌われないようにしようと躍起になっていた。
他人の顔色を伺い、おどおどしながらしか接せられなくなった。
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