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自分の中で、そう結論づけても、嫌でも入ってくる声、視線。
『私が…なにかした?』
『私なんか居ない方が…』
そんな考えばかりが、頭を支配するようになった。
そんな日々が続くうち、私は眠れない事が増えた。
眠れないからベッドの上でゴロゴロし、気がつけばもう起きる時間。一睡もできない日が続くこともしばしばだった。
おかげで仕事中は眠く、ただでさえ鈍かった動きを更に鈍くした。
久方ぶりに眠れても、ふと夜中に目が開いてしまいそこから眠れない時もあった。
その時からか。
悲しくもなんともないのに、急に涙が溢れ止まらなくなり始めたのは。
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