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里保子は興味を抑えきれなくなった。
目の前の体を見つめただけで自分の体に生まれた変化に既に気がついている。息を吸い、脱衣所に滲むほんのりとした汗の香りを感じた時、気が付けば体が動いていた。
伸ばした両腕の内に、玲子のしなやかな長身を抱き込む。
驚いて硬直した彼女の、タンクトップの下に素早く右手を滑り込ませ、すぐに指に触れた小さな先端を解きほぐすように柔く指先で摘まみ、ほんのりとやわらかいふくらみを掌全体で撫で回す。
玲子の体が捩られた。それでも長い脚も腕も、不用意に里保子を突き放すことはしない。
突然の愛撫に目は大きく見開かれ、恐怖よりも驚きに体は思うように動かないようである。
二人とも無言だった。
何度か里保子を突き放そうとした玲子の激しい動きは相手に許されず、急に始まった愛撫の動きは止まらない。初め里保子の息だけが荒かったが、玲子の呼吸も徐々に乱れ始める。
女を知る女の手による愛撫は的確でひとつも外すことがない。
しだいに玲子の体の力は抜けていく。
ズボンの内側が熱い。
玲子は無意識の掴むような動作でズボンの上からのその場所を擦ってみた。
ショーツの中にとろとろとした感覚がして、ジャージのまま太腿を擦り合わせると、言い知れぬ快楽の波が体中を押す。
それに気が付いた里保子にジャージを脱がされ、あっという間にショーツの中に指を差し入れられた。直接触れた指に、リズミカルで丁寧な表面の愛撫を受ける。
カクンと膝から下の力が抜けた。
脱衣所のからずるずると床に崩れ落ちたそんな玲子の腰を挟むようにして、里保子は彼女の体に跨った。
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