新展開

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まずは熊さんとのフォルダ 熊さん【おはよう香帆さん。】 香帆【おはよう熊さん。】 ------------------------------------------ 熊さん【週末妻ありがとう。今日も綺麗でした。香帆さんのこと考えながら寝ます。おやすみなさい。】 香帆【ありがとうございます。私もそうしようかな(笑)おやすみなさい。】 熊さん【え?どういうこと?】 香帆【恥ずかしいから聞かないでください(笑)】 熊さん【聞かないと眠れなくなってしまいます。香帆さんのせいで明日の仕事に支障が(笑)】 香帆【もぅー熊さんのこと考えて寝ます。】 熊さん【亮太くんがいるでしょう?】 香帆【今日だけ特別です(笑)】 熊さん【その言葉を信じて寝ます。おやすみ香帆。】 香帆【あ、呼び捨て(笑)おやすみなさい。】 というような付き合いたての学生の様なメールの連続。 セックスはしないもののだいぶ2人の温度が上がっているのがわかり胸が苦しい。 MASATOのフォルダ は相変わらずの内容で進展はなし。 その次に店長のフォルダ 〜2週間前〜 店長【大丈夫?あいつクビにするわ!】 香帆【ありがとうございます。でも大丈夫。】 店長【前からあんなことされてたの?】 香帆【ううん。ここ最近。】 店長【キツく言っておいたから。またあったら即クビにするから言ってね。】 香帆【ありがとうございます。店長はいつも優しいですね。】 店長【香帆さんは特別(笑)何でも言って!】 香帆【ふふふ。ありがとう(笑)】 あいつ?バイトでなんかあったのか? 先代の息子で最近跡を継いだ30代後半の家庭持ちの店長。 バイトから守りながら好意があるのは明らかだ。 何があったのか気になりながら次のフォルダを開く。 和馬(パート先)のフォルダ 1ヶ月前 和馬【いま学校終わってバイト向かってる。香帆ちゃん何してる?】 香帆【子供見送って洗濯してた。スマホ見ながら歩いてたら危ないぞ!前見て歩いて(笑)】 和馬【ハイハイwまたあとでー】 香帆【スタンプ】 --------------------------------------------- 2週間前 和馬【お疲れ香帆ちゃん。きょうブラ透けてたwピンクww】 香帆【こらーー!】 和馬【当たり?】 和馬【スルー?】 和馬【スルーってことは当たりだね。】 和馬【調子のりました。すみませんでした。】 香帆【(笑)わかればよし!】 和馬【で当たり?】 香帆【秘密。】 和馬【てことは当たりだねw】 香帆【もーースケベ。】 和馬【逆に興奮するわそれwどこかでバイト終わりにご飯行かない?】 香帆【行かない(笑)人妻ですから。】 和馬【関係ないw】 香帆【ある!不倫は怖いぞ〜】 和馬【なんか言った?】   【スタンプ】 香帆【もー!】 ----------------------------------------------- 和馬【店長めちゃ怒ってたわー。】 香帆【今度から気をつけて。】 和馬【人目のないところでするね。】 香帆【そういうことじゃなくて。困るから。】 和馬【最近あんまり嫌がってなかったじゃんw】 香帆【それはしつこいから(怒)】 和馬【しつこいと許すの?(笑)】 香帆【もぉー。とにかくこれからはダメ。】 和馬【じゃー店長いない時に今度は胸触ろ♪】 香帆【スタンプ】 ----------------------------------------------- 和馬【ご飯ありがとう。香帆好きw】 香帆【こらこら。一人暮らし大変でしょ。それで何日か生きられるから。頑張って!】 和馬【弱ったら来てくれるなら毎週風邪ひこうかなw】 香帆【ばか。早く寝なさい。】 和馬【はーい。おやすみ。】 香帆【スタンプ】 和馬とのやりとりが1番の興奮だった。 たまに香帆との会話に出てくるパート先の大学生の和馬。地方からバスケの推薦で大学に入学した長身の男の子で一度店でも見かけたことがあった。 人見知りなのか、ぶっきらぼうな接客で良い印象はなかった。 しかし整った顔をし声も低く太いため女の子にはモテるんだろうと思っていた。 それが1年ほど前。 あの大学生からセクハラまがいのことをされている香帆。 それなのにわざわざ一人暮らしの男の子の家に、上がり込み食事を作った香帆。 その時は何も無かったのか? どんな気持ちで和馬の家に入ったのか。 胸のざわつきが止まらない。 親友のフォルダから 〜1週間前〜 直美【今日はごちそうさま。】 香帆【ううん。こちらこそ。悩み聞いてくれてありがとう。】 直美【あいかわらずアンタはモテるねぇ。】 香帆【そんなことないから。でもおかげで少し整理ついた。】 直美【うん。とりあえずさっき言ったように旦那さん中心に考えて行動してみたら?】 香帆【ありがと。こんな話、直美にしか出来ない。それにしても凹む(涙)】 直美【自己嫌悪になんてならなくて良いから。そこまで旦那とか熊沢さん?に焦らされて、そこまでイケメンに積極的に来られたら誰でもしたくなるでしょう(笑)】 香帆【そう?でも大学生だよ?あたし変態になっちゃったのかもって不安だった。】 直美【それにしてもあの香帆が若い大学生のちんちんと××するかもって想像すると、女の私も興奮しちゃう(笑)】 香帆【もぉ。馬鹿にしないで。】 直美【スケベちゃん】   【スタンプ】 香帆【言わないで(涙)】 直美【スタンプ】 ----------------------------------------------- 直美【やっほー♪もうした?】   【スタンプ】 香帆【してないよ(照)】 直美【なーんだ。まだしてないの?】 香帆【どういうこと?(笑)】 直美【気になるじゃない。熊沢さんより気持ちいいのかとか。大きいのかとか。しっとりなのか、激しいのかとか(笑)】 香帆【直美ー(怒)やめて。】 直美【ここ数日はどうなってるの?】 香帆【何もないよ。】 直美【なーんにも?】 香帆【うん。あれから毎日仕事一緒だったけど何故かあれから何も話してないかな。】 直美【飽きられちゃった?】 香帆【知らないよ。】 直美【、、、逆に気になっちゃってるんでしょ?(笑)】 香帆【そんなことありません(笑)】 親友の直美とのメッセージを見て確信に変わった。 香帆の心は熊さんを、香帆のカラダは和馬を求めている。 いやひょっとしたら熊さん以上に? 僕は仕事もそっち抜けである準備をすることにした。 異常なのはわかっている。 だが興奮がアクセルとなりもうブレーキは効かなかった。 そして週末、、、。
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