プロローグ

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先週の香帆の地元の飲み会に、迎えに行ったときに見た細身の高身長で肩幅は広い将斗の映像が瞼の裏側に浮かぶ。  細い目をし少し威圧感のある表情の将斗。 恐る恐るメールフォルダを開けた。 メールは先週、香帆と将斗が地元のBBQで顔を合わせたあとから始まっていた。 MASATO【BBQ楽しかったね!またみんなで集まろぜ!あいかわらず綺麗だし色気増してて……(親指立てたgoodスタンプ)】 香帆【ふふ、、ありがと♡また集まろね♪】 というメールだ。 メールは将斗主導でお互いの子供のことの会話から、服の話題と1日に数回やりとりをしていた。 将斗が秋物のコートを選んで欲しいと香帆に写メを送ってきて、そこから服を見繕(みつくろ)ってあげていた。 そして選んでもらったコートを着た写メと共に、 MASATO【どう?俺とデートしよ♡】 香帆【ごめんなさい(笑)】 MASATO【そのうち俺とデートしたくなるよ♡】 というデートの誘いだった。   自分の頭にカーッと血が上る。 ただの言葉遊びや冗談かもしれない。 しかし浮気のうの字もない妻の香帆と、可愛い子供と幸せな生活を送っていた中での、青天の霹靂の出来事だった。 デートとネットで検索をかける。 [日時や場所を定めて好意を持った2人が会うこと。 それを通して互いの感情を深めたり、愛情を確認すること。] ドクドクと音を鳴らし鼓動する心臓、そして顔が熱しすぎたフライパンのように煙が出るほど熱い。 俺はトイレに籠り深呼吸をする。 少しずつ顔の熱も心臓の音も落ち着いてくる。 それと同時に良妻良母な香帆が、元彼将斗の黒い欲望の対象になっていることに体の内側からゾクゾクっと込み上げるものを感じてしまっていることに気づく。 目をゆっくり閉じる…。 あのしっとりと細く長い両脚を開き、元彼を受け入れる香帆… 覆い被さり腰を捻じ込む将斗… 目を閉じ将斗の腰回りに手を回す香帆… 激しく腰をうねらせる将斗…。 たまらず首を仰け反らし吐息を洩らす香帆……。 ダメだ!! またこの性癖が…。 結婚前に一時期、寝取らせ癖を発症し、香帆に巨根の友人の恭平の名前呼ばせながらセックスさせていたことがあった。 当時は香帆もだんだんと興奮していき、セックスの挿入中に「恭平のちんちん挿れたい……。」と言わせて、友人に電話を鳴らし呼ぶところまでいったことがあった。 当時急にそんな事を言われた友人はビックリし反射的に断り、実現はしなかった。 後日、恭平と飲みに行った時に「あれって寝取らせってやつだよな?」と聞かれた。 そうだと答えると、「あの時はビックリしたけど香帆ちゃんとヤレるならヤリたい。」と言ってきた。 その時すでに香帆も自分も勢いで恭平に連絡をしたことをお互い後悔し、癖も冷めていたため「気が向いたらな。」と伝えた。 しばらく恭平は顔を合わせると聞いてもいないのに、自分から彼女や女を逝かせた武勇伝を聞かせてきたり、「香帆ちゃんいい体してるよなぁ。。」と呟いたりしていた。 そういったことご続いたが、自分の転職を機に忙しくなり恭平とは縁遠くなってしまっていた。 それがもう10年以上前……。 再び火がつきかけている……。 顔を思いっきり叩いた。 少し落ち着きを取り戻し、トイレを出る。 リビングのソファにドン!と腰掛ける。 こちらに背を向け洗い物をしている香帆…。 今日に限って体の線の出るタイトなグレーのスウェットパンツの香帆。 丸い腰回りと柔らかそうな尻肉。 左右の尻の膨らみも尻の谷間もわかるほど、クッキリと生地が張りついている。 あぁダメだ…。 ゆっくりと立ち上がり、子供が寝ている寝室方面を気にしながら台所へ。 香帆にゆっくり近づき後ろに立つ。 前へ屈み、皿を洗う香帆、 手のひらを軽く突き出たお尻へ伸ばす。 体を密着させ、右手で香帆の右の膨らみを下から持ち上げるように楽しむ。 「…アップデート終わった?」 「後放置するだけ…。」 「そっか…。」 手をスウェットの中に差し込む。 今日は元彼からデートの誘いがあったからなのか、たまたまなのかTバックを履いている。 手を骨盤から下へ伸ばし、柔らかな尻肉に指を這わす。少しひんやり冷たいの尻頬。 手のひらと指で右と左の膨らみを交互に味わうと、だんだんと下へ落ちていくスウェットパンツ。 太腿の中腹まで落ちたスウェットと上着の間に白い下半身が露出した。 指を尻の谷間から一気に淫部へ伸ばすと、ショーツのクラッチごとじっとり濡れている。 無言で触られる香帆。 いつもと違う…。 将斗か…?それとも俺の触り方がいやらしいのか? 我慢できず一気にショーツごと足首まで下ろスと、 「あぁっ……。」 小さな吐息を洩らす。 尻から足首まで美しい曲線を描く下半身。 急いで自分のズボンとパンツを下ろし、香帆の尻を両手で掴む。 膨らみを左右にゆっくり割り裂き、そそり立つ陰茎を香帆の蜜壺に侵入させた。
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