プロローグ

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ヌッ…チャッ…。 「んんっ…あっ…。」 前へよろめく香帆のカラダ。 スポンジを持ったままの右手と左手で台所のシンクの端を持ち支える。 「いきなり濡れてるけど…今日はどうしたの?何かあった??」 無言で俯きながら目を閉じ、内腿をすり寄せる香帆。 白く細いふくらはぎの間には下ろされたグレーのスウェットパンツと白のレースのTバックが折り重なっている いつもより上気し熱を帯びる香帆のカラダ。 あぁダメだ…将斗の顔が頭に浮かんでしまう…。 ダメだ……。 両手を香帆の股の付け根に差し込み、上半身を密着させ耳元で優しく囁いた。 「久しぶりに誰かを想像してみて。」 「………えっ?」 そのまま目を閉じたまま小声で聞き返す香帆。 「いま俺じゃない誰かにバックから挿れられてると想像して…。」 「えっ……それは…。」 「いいから……。」 戸惑う声に被せるように諭す。     「………………。」 密着させた腰を、さらに数ミリ香帆尻に押し込む。 すると ヌチャッ……。 密着させた香帆のカラダがフワッと(とろ)けた。 これはイケる。根拠のない確信を感じた。 ゆっくり腰を動かす。 「誰にする?」 シンクを支える手首に力が入る。 「久しぶりに恭平?それとも近所のパパさんにする?」 「んんん………ぁあっ………。」 「それとも元彼?…ぉっっ……。」 わかりやすく急にキュッと締まる蜜壺。 将斗か……将斗を求めてるのか…。 怒りと興奮の狭間。尻肉の柔らかさを感じながらゆっくり強く3回、陰茎を香帆の蜜壺へ突き入れる。 「うっ…っっ……。」 ゆっくりピストンしながら上着の裾から両手を入れ、細くも白く柔らかなお腹を手のひらで味わう。 「…はぁ……はぁ……。」 「ここも触ってもらおうか?」 ブラに4本の指をかけ、胸の膨らみを服の中で露出させる。 「んんっ……はぁ…はぁ…はぁ…。」  「誰にブラ下げられてるの?」 「別に…はぁ…誰も…はぁ……そういうの…だめ…。」 耳を真っ赤に染め、腰を引くたびに、上体を支えることが出来なくなり、わなわなとシンクに身を伏せていく。 一気に生気が抜け、想像の向こう側で将斗に突かれてる。 完全に想像している…。 頭に血が上る。 ブラの上に溢れた膨らみを強く揉みしだき。 ピストンを一気に早く強くする。 「くっ…んんんんっ!…ぁあ!……ぁあ!……ぁあ!…。」 打ち込む尻と手のひらから溢れる胸が柔らかい…。 これを将斗に……。 どんどん強くなるピストン。 「ぁぁぁああああ……ぁん………あん!……あん!」 シンクを強く掴み必死にカラダを支える香帆。 蛇口からは勢いよく水が流れたまま。 シンクに当たる水の音と、下半身の擦れる粘質音、そして香帆の甲高い鳴き声がキッチンに響く。 早くも下半身から何かが込み上げる。 自らの腰と両手を使い、闇雲に香帆に打ちつける。 ぁぁっ……出るっ……。 ヌチャッ……ビュッ!……ビュッ! 勢いよく香帆から陰茎を抜いた瞬間、飛び出す白濁液。 香帆のお尻から捲られた背中まで広範囲にわたり汚れている。 「はぁ…はぁはぁはぁ……すごい……出たね。」 黙ってティッシュで香帆の背中からお尻を拭う。 拭き終わると香帆は振り向き、俺の首まわりに手を回し俺の唇に唇を重ねる。 綺麗な香帆の顔が目の前に…。目を潤ませ、俺の唇に右から左からと貪りつく。顔が熱い。 しばらく唇を重ねたあとハッとした様に、離れる香帆。 「ふふ…恥ずかしい……おやすみ。」 そう言い、服を着て子供達のいる寝室に入っていった。 想像してた以上に乱れた香帆。 自分の想像していない香帆の秘められた性が隠れているのではないか。 そして満足させられているのだろうか、癖の再熱に興奮しつつ不安を覚えた夜だった。 翌朝、目を覚ましキッチンへ。
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