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入院
あれは2歳の頃。弟ができ、生まれたてだった弟のお世話で母親は忙しかった。
弟の名前は蒼海。まじで可愛い。
だけれど私は弟が嫌いだった。
その理由は私が幼い頃…その頃の私は母が大好きでそんな母が弟ばかりに付きっきりで…だからこそ私は弟が大嫌いなのだ。
そんな時に私はヘルペスという病気になった。最初は目がぐじゅぐじゅと膿んできて…
愛美には「チョコレートみたぁいww」とバカにされた。
そして、それが酷くなり私は入院することになってしまった。
あれは残酷だった。タオルでぐるぐる巻きにされて大人が私を囲って…そこから何をしたかは覚えていない。
しかし、まじで怖かったことは覚えている。
入院したときにお見舞いへ来てくれたのは父と愛美だけだった。母は弟の世話が忙しくて行けなかったらしく…。
だから私は弟が嫌いだった(2回目)
ヘルペスも無くなって無事に退院した私は父の仕事の都合上東京へと引っ越すことになった(元々愛知にいました)
父は研究員だったが、なんとそこから大学の先生へと昇格したらしい。
それでN大の先生として仕事をしに私達は東京へと引っ越すのであった。
それが東日本大震災の後日だったとは誰も知らないのであった。
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