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「姉貴たちも、鈴音さんのドレス楽しみにしてるって。」
「そう言ってもらえるのはありがたいけど・・・。」
「んー?」
「私、お姉さんたちより年上だよ。」
俺はマジマジと鈴音さんを見て
「姉貴たちより可愛いよ。」
と真顔で言う。
「ありがと。お世辞でも嬉しい。」
「お世辞ではありません。」
俺はスマホをズイッと、鈴音さんの前に出す。
「絶対、全部似合う。」
クスクス笑う鈴音さんの顔を見て、俺は微笑む。
「鈴音さん。」
「ん?」
「俺のために、着て。ダメ?」
鈴音さんが苦笑する。
「ズルい言い方。」
俺はニヤリと笑い、またキスをする。
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