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「これを俺の為に作ってきてくれたのか?」
「はいっ!先輩の為だけに作ってきました。」
なんて嬉しいんだ。涙が出そうだ。
……
いや待てよ。俺は25歳の童貞だ。
こんなラブコメ展開などありえない筈だ。
これまで生きてきてこんな事は一度たりとも無かったのだ。
また、美人局に引っかかる可能性すらある。
「先輩?どうかされました?」
「いや、なんでもない。」
そうだ、ここは会社。俺の考えすぎだ。
この娘を信じろ。
そして、後輩の持ってきた弁当を笑顔で受け取ることにした。
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