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例え話をしよう
対話を食事に例えて話しをしよう
あなたは友人とレストランへ訪れた
目の前のテーブルに肉料理が出てきた
あなたは言った
「とても美味しそうな肉料理だ」
友人も言った
「とても美味しそうな肉料理だ」
会話はそれだけでも成り立つ
しかし、そこからすでに歪みも生まれる事に2人は気が付いていない
会話が弾むにつれて、相手との会話が成り立たなくなっていく
あなたは、肉料理のソースや味について語った
友人は、肉の種類について語った
同じ肉について話したが、お互いに話したい内容ーーすなわち意味が違った
本当に些細な出来事ではあるが会話は成り立なくなってしまった
そこから始まるのが対話だ
あなたと友人は、自分の話題を相手に伝えるために言葉を選ぶとしよう
あなたは言った
「この肉料理のソースはなにかな? 濃厚そうで、とても美味しそうだ」
友人は言った
「この肉料理は牛だろうか、いや羊肉かもしれない。とても美味しそうだ」
お互いに何が話したいことが分かると、自然と相手の話題に乗っかり話の輪を広げていく
自分の伝えたいことを飲み込んでしまえば、それは対話ではなくなる
相手の言葉を正しく理解しようと思わなければ、それは対話ではなくなる
対話とは、相手があなたに自分の言葉の意味を伝えたい行為だから
あなたもまた、自分の言葉の意味を相手に伝えたい行為だから
面と向き合い、相手を尊重し、自分を卑下せず臆することなく話の輪を広げていくことが対話だと、”私”は思っている
ここまで話しをしたが、これは飽くまで”私”の妄想だ。
真の対話とは何か。
そんなもの、本当はありはしないのだよ。
言葉なんてものは、人間が自分の気持ちや行動を相手に伝えたい行為の一種なのだから、正解なものなんてない
辞書や辞典に載っているものが、皆の共通認識だからこそ正解なのかもしれない
”私”の話しはここまでだ。
これは全て私の妄想話しであり、対話ではない。
一方的に語り伝える独白のようなものだ。
また、皆さんに会える日のことを楽しみにしているよ
親愛なる読者様へ
×××より
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