film one
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何も言い返せなかった。やり方は間違っているが何処か救われた気がした。 「二人でまず回りの皆を助けよう。」 友人の差し出した手に反射的に手を伸ばした。 心の奥の気持ちは、いつも。 誰かに救われるのを待っている僕にとって その手は、例え真っ暗闇だとしても 何故かその瞬間だけ眩いフラッシュの光の様に思えたのだ。 一瞬の希望が、直ぐにその想いを閉じ込めるとも 知らずに。
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