最低さを自覚しても

5/13

4人が本棚に入れています
本棚に追加
/85ページ
そんなとき、父親が母親に愚痴る話が耳にはいる。 父親は、専門職の集まっている部署の事務担当らしいが、経理から出てきた、今年度の予算編成について、社員に説明をした。 なのに出てきた企画書は、部署の予算配分など全く考えていない。 プレゼンには、自分も同席するが 思いしか語らない専門職では 突っ込まれて却下になってしまう。 フォローに苦労すると。 「良くわからないけど、社会人は、大変そうだ。今のうち遊ぼう」と言ったら、父親が「専門職は視野が狭いんだよ」 と言った。 父親と母親は真面目に細かい話しもしていた様だが、表面しか聞いてない俺は、そうなんだーとだけでその場から離れた。
/85ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加