切なさの温度差

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「果凛ごめん」 このまま一緒にいたら君を立ち止まらせてしまう 俺は果凛の澄んだ瞳には、ふさわしくないだろう自分の情けない顔が写る位置に近づく こんなに二人で見つめ合うのは 久しぶり いや 初めてかも 「果凛の選んだことを、信じてよ」 「俺といるから迷ったんだよ それだけのこと」 (どこにいたって果凛は輝ける人 まっすぐ歩いていく彼女が大好きだ)
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