憂鬱を乗り越えた先は

切なさの温度差

自分から別れを告げたのは初めて

果凛は自分からは言わないと言うか
俺ではダメだと気づきもしない

俺は自分が今泣きたいのだ気がつく

高校の卒業式で歌った曲をイヤホンで聞く
エレキを弾く気にはなれない

寂しいけど
これで果凛は素の自分に戻って前を向けるだろう

何がゴメンなのか
もっとしっかり伝えるべきだったか
でも、自分でもうまく言葉に出来ない。話すともっと悩ませて傷つける気がした。