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翌日のイルカプールもお兄ちゃんはご機嫌で
むしろイルカに強く抱きつこうとしてトレーナーに
「優しくね」と言われて
「好きだから抱っこする」
と言ったが 母親に「イルカさんの好きは タッチでイイコイイコが好きだって」と、言われ
「わかった」と抱きつきはやめた
お利口さんな俺は
父親と母親が話していた内容は良くわからないが知らない言葉は
覚えていた
カンショクカビン
感触過敏
大人になってから意味は理解した
ケイドハッタツショウガイ
軽度発達障がい
今は発達障がいと総合的には
まとめられているが
あの頃はちょうど出てきた軽度をつけた表現
母親が職業柄「保育園で言う
気になる子タイプ」と言っていた
お利口さんだったと俺が自分を言ってはいるが
お兄ちゃんような
不思議な言動や行動がなく
そのせいで、お兄ちゃんがいるときは余計に空気をよむ必要があったことから、周りが俺に使った言葉なのだろうと大人になってからは
わかった
広い意味での 利口
ならお兄ちゃんの方が 利口
勉強は出来た
南の島でイルカに興味を持ち
調べ出すが、今でも書いたものがあるがとても5歳児が書いたとは思えない
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