第2話:ソーセージの行方

7/10
前へ
/39ページ
次へ
「じゃあ、これから何が起こるの?」 「夜になったらお肉屋さんに行こうって思ってるでしょ? そしたら暗がりで光る目にぼくとルネットは見つめられて、ぼくは気を失ってしまうんだ」 「光る目に見られただけで? だらしないわね。……それじゃわかんないじゃない。それから?」って訊いたとたんお母さんの声が聞こえてきました。 「ルネット! なんでソーセージが四本もあるの? あんたったら……ちょっと降りてきなさい!」  キャラメルを食べ終わったメルメルがにやっと笑いながら、一声「にゃあ」と鳴きました。
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加