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ディン王国騎士隊長の悩み
クレア殿に部屋に案内され、俺は一人ベットに腰を沈めてため息を漏らした。
「はぁ〜〜」
自分らしくもない悩んだため息に俺は更にため息を吐きたくなる。
先程、クレア殿に言われた言葉が頭の中でグルグルと廻り始めていた。
生まれてこの方、恋沙汰なんて俺はしたことが無いのだ。
何にしろ、俺は幼少時から武術・勉強に身を捧げ王国の騎士になる様、両親から言われていたもので異性とはあまり話すことなどなかった。
「どうしたら、良いものか……」
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