2人が本棚に入れています
本棚に追加
11話
「レン…君はそろそろ冒険に向かいなさい」
「師匠はどうするんですか?」
「もう少し修行をします」
「わかりました。では、自分は海へ渡ってみます」
「そうしなさい。ウォーターソードよりも強力な一振りが眠っている場所へ」
「そこに魔王の四天王がいるかもしれないんですね?」
「そうです。彼らは、城を持ってないで、暗躍してます。見つけ次第倒して下さい」
「はい…」
「私も時が来たらそちらに向かいます」
「時が?」
「ここも狙われてるのです」
「なるほど」
「では、行ってきます」
海を跨ぎ、レンは、旅に出た。
「そこの坊や。いい船だね。ちょっと乗せてくれよ」
「危険ですよ?魔王討伐していて、今は狙われてるんです」
「なあに、心配要らんよ。わしも強いのでな」
「……」
「まあ…僕がアシストするんで」
「助かるねえ」
「この調子だと、3日で到着ですね」
「坊や、あの船はなんだ?」
「早速やってきたようだ」
「レンブラスト!!!」
「な…なに!?」
「大丈夫だ」
「ひゅーん」
「ワシが倒す!」
「スパスパスパ」
「ぐはあ」
敵が倒れていった。
「なんて技だ…」
「この先は、わしが先導しよう」
アイザックとアジリンドスは、もうひとりの四天王のアジトに潜入していた。
「アイザックさんの言う通り、この通気孔から潜入できましたね」
「事前に調べておいてよかったな。レン達がいないが、早めに不意打ちで倒そう」
「このアジリンドスがやってやりますよ」
ガタガタ…
「なんか音がするぞ!」
「上だ!」
「しまった…」
「やるしかないよ」
ズバズバ
「侵入者だ!」
「急ごう」
「そ…そうだな」
はあ…はあ…
四天王の椅子に着いた。
「貴様が四天王だな!」
「おい…返事をしろ!」
「やめとけ…」
「これは…罠だ…」
椅子には爆弾が置いてあった。
「時空間魔法!」
ドカン!
タイマー爆弾が爆発した。
二人は逃げた。
レンと老人は、海の途中にいた。
「風向きが変わってきましたよ」
「このままでいいんだ。あの島に一回着く」
「………」
「心配いらないんよ。ワシの武器が欲しくてな」
レンと老人は、島に到着した。
島は、山に囲まれていて、船着き場がなかった。
レンと老人は、島の奥に入った。
小屋があった。
「こんな武器が眠っていたのか…」
「ワシのコレクションじゃ」
「何者なんですか?」
「時空間魔法のもうひとりの使い手…といったところじゃな」
「じゃあ…あなたの時空間魔法で、敵のところまで…」
「いいや、感知されてしまうのじゃよ」
「不意打ちで倒すのがいいからの」
「なるほど…」
「まあワシに任せなさい」
「……」
レンは、老人に圧倒されていた。
最初のコメントを投稿しよう!