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第3話
「そんな…」
「このアジリンドスもこの一撃はやばいと思う…」
絶望的な状況に、レンとコマとアジリンドスは、為す術がなかった。
……テツさんと魔物の対面……
「テツとやらよ。今だから告げるが。あの魔物は形態変化ができるのだ。今頃お前の仲間たちは、ものクズになっている頃だろう。」
テツさん「…………」
「私は、仲間を信じている」
「その自信、いつまで持つかな?」
「私の役目はお前を足止めすることだった。私は去るとしよう。」
「待て!」
魔物が去ろうとしたときだった。何処かからレンの声が聞こえてきた。
「バスターアタック!」
「ぐわあああ」
魔物は一撃で倒された。
そこに現れたのは、なんと倒されたはずのレンだった。
「レンじゃないか。」
「ありがとうテツさん。僕にスゴバフをかけていたんだね。」
「しかし、テツさんが危なかったんじゃないか?」
「あの魔物は私を足止めする気満々だったからね。ちょっと賭けに出たんだよ。」
テツさんは、事前にレンにスゴバフをかけることで、テツさんが戦闘不能になる代わりにレンを強化していたのだった。魔物たちの裏をかいたのだった。
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