第7話

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第7話

「物を転送するには広い空間が必要な事を考えて、おそらく屋上に転送されたのだろう。」 「ブラスターは、山でトレーニングをしているようだね。帰りには3時間かかるよ。」 「早速乗り込もう。」 「時空間魔法!!」 「屋上に移動しました。」 「侵入者を発見しました。直ちに…」 「させるか!テツさんアタック!!」 「分解魔法!!」 「流石だねえ。でも、君たちの冒険はここでもうおしまいさ。何故なら、ここは四天王の城だから。逃げられるわけがないだろう。」 「あれは…」 「中ボスに出くわしてしまったか…。」 「今すぐに逃げるんだ!君たちに勝ち目はない!」 「レンが捕まりそう!」 「させるか!テツさんシールド!!」 「テツさん!!」 テツさんが代わりに捕まった。 「仕方ない…。エクスアタック!!」 時空間魔法の使い手アイザックが攻撃魔法を唱えた。 「いやありがとうね。」 「いいえ僕をかばってくれたので。ありがとうございます。」 「ただし、これからは帰りの時空間魔法の魔力を残さなければならないから、私は戦えない。」 アイザックは、不安気に話した。 「わかりました。我々でなんとかします。」 「ウォーターソードが下に運ばれてる!」 「ドアを閉ざされた。」 「大丈夫。分解魔法!」 「ここから下へ。」 「あれだね。」 「ウォーターソードを返せ!」 「この剣は危険だ。破壊する。」 「こいつも中ボスだ。」 「レンブラスト!」 「よせ!」 レンの攻撃が直撃したが、中ボスは、みるみるパワーアップを始めた。 「こいつは攻撃を吸収して強くなるんだ。」 「今のところ分解魔法を当てるしかない。」 「攻撃魔法は使うな。」 「しかし攻撃魔法なしでどうやって私を捕まえる? はああああ!」 「避けるしかない!」 「レンくんたちはウォーターソードを追うんだ!」 「そうはさせないよ。」 「うわあ」 「レンに手刀が当たった。」 「なんてね。私は分解魔法の使い手ケンだ。変身魔法を使えてね。」 「ぐわあああ。」 中ボスは、分解魔法で分解された。 「分解魔法で床を壊します。下へ急ぎましょう。」 「あれだ!レンブラスト!」 レンは、ウォーターソードを取り返した。 「テツさん、これ。」 「この剣はレン、君が持つんだ。」 「あと1分待ってくれ。魔力を回復している。」 「お前は…」 「そうだ。ブラスターだ。」 「ウォーターソードが運ばれたと聞き、急いで帰ったら勇者一行とも遭遇できるとは。私の手柄にしようぞ。」 「レンブラス…」 「よせレン。今は勝てない。」 「もうすぐで時空間魔法が使えます!」 「逃がすか!」 「時空間魔法!!」 一行は、駅前に移動した。 「テツさん…レンの体に刻印が…。」 「なんだこれは…」 「制限魔法の1種ですね。」 「3年間魔法を禁止されている。」 「そんな…どうすれば。」 「四天王の魔法はそう簡単には解けない。」 「ひとつ提案があるんだ。レン、剣士を目指しなさい。剣士輩出学校に行くんだ。」
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