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いてててて…良かった…折れなかった…ウサギはどうやって着地したんだよ。私は立ち上がってもう一度ウサギの後を追う。 暫くすると広間に着いた。 扉に顔もついちゃってるし。例のシーンね。私は机の上にある鍵を床に置いてから小さくなるための小瓶を飲む。おぉ…ほんとに小さくなった…お話の方では鍵を取り忘れたまま小さくなったけど私は賢いからネ。池ができるほど泣くキャラでもないし。早くハートの女王にも会いたいし効率よく行こうと思う。 「こんにちは。ドアさん。私早く向こうへ行きたいの。鍵もあるんだから通してくれないかしら。」 「何言ってんだい。鍵はあってもお前にはが足りないよ。」 「?」 「ほらあそこの」 そう言われてドアが指している所を見る。あれは寝る前に見たチョコ? 「せっかく小さくなったのに大きくさせるつもりですか」 「違う違う」 「じゃあ何なんですか?腹がたってきたんですけど。」 「ほら腹が立ってきただろ?効果が切れてきたんだよ。チョコの。食べたら通っていいさ。」 ふぅん…私はドアの言う通りにチョコを1粒食べる。最初に食べた時より美味しく感じた。 「さぁ通りな」 こんなにあっさり通してもらっていいのかわかんないけど遅れを取り戻すため、少し速く走った。
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